スタッフの声(日本動物高度医療センター)スタッフの声(日本動物高度医療センター)

​​病院運営の枠を超えた予防動物医療への挑戦

​事業開発課 田口 希璃子

JARMeCでは、病院事業だけでなく、PLUS CYCLEというペットの首輪等に装着して動物の健康管理を行うIoTデバイスの開発事業も行っている。
その中核メンバーの1人で、2020年に入社し、企画・営業・広報などをマルチに仕事をこなす。

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​​きっかけは愛猫との出会い

前職はインテリア関連の会社で営業をしていたのですが、既製品をただただ売る仕事に物足りなくなっていました。営業以外もしたい。0から自分の手で何かを作り上げていく仕事がしたい。そう漠然と考えていた時に、今の仕事の求人を見つけました。
その時、ちょうど縁あって猫(名前はこたろう)と暮らし始めた頃だったのですが、そもそもペットテックの分野があることを知らなかった私は、ペットの健康管理にこんな便利なものがあるということに当時は衝撃を受けました。
面接で「まだ世間に認知されていなく、これから広めていきたい」というお話を聞いたとき、自分もここで色々チャレンジしたいと思い入社しました。

​​プラスサイクルがもたらす安心感

PLUS CYCLEはJARMeCで開発し、販売しています。犬猫に精通した獣医師や提携会社との臨床研究を進め、そこで得たデータを蓄積しているので、どの製品よりも説得力があると自負しています。
また、PLUS CYCLEに対応している動物病院が全国に1,000病院以上あります。
専用のアプリに表示されるグラフの数値や、体調面を踏まえ不安なことがあれば、そのデータを基に近くの対応病院に診てもらうことができます。また、活動量だけでなく、ジャンプ数も測定することで、さまざまな疾患にも気づきやすい仕組みとなっており、そうしたデバイスを動物病院から生み出しているという強みや安心感があります。
今後はさらに研究や改良を進め、より多くの動物病院、飼主様に、予防医療のツールの1つとして取り入れてもらえる製品を目指していきたいです。

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​​相手目線に立って困難を打破する

「○○ちゃんのことは全てわかっているからそういうものは必要ない」PLUS CYCLEを販売する中で、飼い主様からそういうお声をいただくことも多いです。PLUS CYCLEをはじめ、ペットIoT機器の必要性が世間にまだ認知されていないのが現状で、そこがPLUS CYCLEを売っていく上で難しいところの1つです。
私は、認知拡大のための制作物の作成やSNSでの情報発信を担当しているのですが、仕事をするときに私が意識しているのは、「常に相手目線に立つ」こと。PLUS CYCLEのことをよりわかってもらえるよう、イベントのパネルのデザインを試行錯誤したり、外に発信する言葉選びを考えたり。このポリシーは前職で営業をしていたときから変わっていないかと思います。もちろん、こたろうにもPLUS CYCLEを付けて、飼い主目線で毎日チェックしています。
自分が作ったもの、発信したことをきっかけに、PLUS CYCLEに興味を持つ人が増えたり、購入してくれる方がいると、とてもやりがいを感じます。
最近は自分の制作物を見た他部署の方からも「こういうものも作れないかな?」とデザインを依頼されることがあって、そういうのも嬉しいですね。

​​予防動物医療を広める使命

“ちいさなSOS”を届けたい これがPLUS CYCLEのコンセプトです。
JARMeCは2次診療専門の病院ということもあり、重篤な患者様も多く、病院に来た時には既に手の施しようがない状態になってしまっていることもあります。
なるべくそうなる前に、ちょっとした異変にすぐに気づいて、少しでも健康体の内に来院してほしい。それが予防動物医療を確立するというミッションを掲げる私たちの想いです。
初めて犬猫を飼う人は少なからず不安も抱えていると思います。私も猫を飼い始めるときは不安でした。だから、同じ思いを持っている人たちに少しでも安心してほしいから、沢山の人にPLUS CYCLEを使ってほしい。
私がここで頑張ることで、製品がよりよいものになって、社会に広まってくれたら、
最終的には家族の一員であるこたろうに還元できるのかなって思っています。

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